2.メニューを選んで意志を伝えて、
おいしく楽しい食事時間を!

当院の食事は、ベッドの上で食べていただくものではありません。病棟から出て廊下を歩き、階段を降りて、皆さんレストランにお越しいただきます。カフェテリア方式で、食べたいメニューを選んでお召し上がりいただきます。1日3回の食事は単なる栄養摂取ではありません。気分よくおいしい食事を召し上がっていただくことが、回復への第一歩となります。

テーブルに着くまで

病棟から外に出て、廊下を通って、レストランの中へ。レストラン内では人の間を抜けて着席します。当院の食事は、すべてレストランで召し上がっていただきます。その日常動作ひとつひとつがリハビリテーションの一環となるからです。

食事は大切な練習時間

メニューの内容を理解する、食事内容を選択する、ご自身の意志をスタッフに伝える。食事を注文するまでの工程でもリハビリに必要な要素がたくさん含まれています。また食事中は、箸を使う、茶わんを持つ、食べ物を咀嚼する、飲み込む。1日3回の食事は大切なリハビリ時間でもあり、日々のリハビリ成果を生かす場所にもなります。

食事はおいしく

病院食はおいしくない、そう思った方はぜひ一度当院の食事をお召し上がりください。主菜とサイドメニュー合わせて20種類以上のメニューをご用意しています。もちろんすべてのメニューは管理栄養士が栄養バランスを考えたヘルシーな食事。「減塩食」などの特別食の方のメニューも常に用意しております。

ポイント

何よりも食べることが第一です。嚥下障害をもつ患者様にはVF検査(レントゲンによる透視検査)を適宜行い、できる限り口から食べられるように丁寧かつ積極的に取り組んでます。

栄養指導

4名の管理栄養士が勤務し、患者様のための栄養指導を行っています。ご注文いただいたメニューはすべて端末に記録し、患者様の食事記録とともに、カロリー、塩分量、油分量、栄養バランスなどがカルテに反映されるような仕組みになっています。また、退院前にはご自宅に戻られてからの栄養指導を個別にカウンセリング。皆さんの食生活をサポートします。